2017年12月21日木曜日

生豆の選別の様子

先日、ご家庭で自家焙煎しているお客様とお話していたら、生豆の選別がわからんとおっしゃってました。その時は、気になる豆は取っておいた方が良いですね~ってことで落ち着いたのですが、選別の写真を撮ったので投稿しときますね。

ちなみに、うちの店でも少量なら生豆をお分けしてます。
その豆は私の選別作業後の豆です。焙煎豆100gのお値段で生豆120gをおわけしてます。良かったら、どうぞ~。

ブラジル プレミアムショコラ
これが入荷状態の生豆です。
カメラのオートホワイトバランスで撮ったので、
色合いが微妙にずれてるような。(-_-;)

これが選別ではねた豆です。
虫食い、カビ、割れ、欠け、色異常などなど。
これらが入ったままですと、香り、味に影響しますので。
それでもスペシャリティクラスの豆なので、欠点豆が少ないです。
昔、コモディティ(量産)クラスのサンプル豆をもらって選別したら
豆の三分の一くらいを捨てることになりました。
それくらい混入率が違います。

選別後、焙煎に使う豆

これをすべての豆で行ってます。
豆の銘柄によっては、入荷時点で欠点豆がほとんど無いものもあります。
収穫したコーヒーは、ある程度の欠点豆が存在すると思うので、生産者の精製除去作業が念入りに行われているのでしょう。
それは、やっぱり美味しいです。

除去作業は人間のすることなので完璧ではありませんが、お味はかなり良くなってると信じてます。

2017年12月16日土曜日

抽出温度の大切さを再認識

12月も中旬です。あっと言う間に1年過ぎました。もう少し余裕が欲しい。。。

ボヤキはさておき、ペーパードリップのお湯温度について、改めてその大切さを確認できました。
お湯の温度を変えて抽出したコーヒーの味利きをしました。
一つは93℃、もう一つは85℃。


コーヒーが熱いうちは、93℃のコーヒーの方がコクがあるような印象でしたが、完全に冷めきってから味利きすると。。。

93℃のコーヒーは、後口で明確な雑味がありました。

85℃のコーヒーは、雑味がなく口に入れてから飲んだ後までまろやかな口当たりが続きました。こちらのコーヒーが熱いときには、93℃のコーヒーより薄い印象でしたが、冷めた後は、コクの差はほとんどありませんでした。
熱い時に感じていた差は雑味の有無だったのだと思います。

熱いうちに飲んでしまえば、93℃で淹れたコーヒーで満足を得られるかもしれません。
しかし、冷めた後のコーヒーで比較した場合は、85℃のコーヒーに軍配が上がりました。
たまたまご来店のお客様(お二人)に味見していただいた感想も私と同じでした。

これを読まれた方も、機会があれば実験してみることをおすすめします。
コーヒーの味は、飲む時の温度によって大きく変わりますので味の印象の変化にも注目されるとより有意義になると思います。

2017年12月10日日曜日

ペーパードリップとフレンチプレス

お久しぶりです。
店舗移転してから、新しいお客様に来ていただいてます。ありがとうございます。

先日のこと、豆をご購入のお客様とお話しました。
その方は、ペーパードリップでハリオのV60をお使いとのこと。
V60は、お湯の注ぎ方で味の調整ができるドリッパーです。
悪く言うと、味のブレが大きいです。

気になって聞いてみました。淹れたコーヒーの味は、安定してますか?

そのお客様のお答えはV60での抽出を練習したとのこと。
自信をもっていて、使いこなしていらっしゃるみたいでした。


また同日に、別のお客様ともお話しました。

どうやってコーヒーを淹れてますか?

そのお客様は、最近フレンチプレスを使っているとのこと。
プレスを知って使いだしてから、コーヒーの味が安定して美味しくなったと嬉しそうに話して下さいました。

たまたま同日に、いろいろな抽出のお話を伺えて興味深かったです。

ちょっと難しい(と私は思っている)ドリッパーを使いこなすこととコーヒーの味を楽しんでいる方。
安定した抽出方法を選んで、コーヒーを楽しんでいる方。

それぞれ有りだな~っと感心した日でした。

ハリオ社V60シリーズのページ:
https://www.hario.com/sp_v60series.html

ボダム社フレンチプレスのページ:
https://www.bodum.com/jp/ja/coffee/coffee-makers