生豆は、生産国でコーヒーの実から豆だけ取り出して乾燥処理されて届きます。ここで、悪い豆(欠点と言います)は、取り除かれる処理をしているのですが、どうしても少し取り残しが出てしまいます。私の様な焙煎業者が、最後に悪い豆をより分けることをハンドピックと言います。
まず焙煎前の生豆の時に虫食いとか、割れている物、極端に大きな豆や小さな豆、カビている物などを取り除きます。
上の写真が取り除いた欠点です。下が焙煎される良い豆。上は見るからに不味そうですね。(^O^)
写真はありませんが、焙煎後の豆もハンドピックしています。なぜかと言うと、生豆では判りにくい死豆、未熟豆と言うのがあります。この豆は焙煎しても上手く焼けず、色が薄いままになり、焙煎後の方が発見し易くなるためです。また、焙煎で新たに割れてしまう豆や焼けすぎる豆もありこれらも取り除いています。
店を始めた時から変わらず行っている作業ですが、他所の焙煎業の方のホームページを見るとほとんどの方がこの作業を紹介しているので、私もやってますよとアピールしたくなりました。
ハンドピックを行わないと、いかにスペシャルティコーヒーと言えども、味に濁りがあるカップが出たりしてしまいます。とても大事な作業です。今日も、明後日のセール用の豆をハンドピックしてました。明日、この豆を焙煎します。
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