2011年6月14日火曜日

キャラメラードの深煎り

突然ですがブラジル キャラメラードを深煎り(表面に油が浮いたフレンチくらい)にしてみました。
味見をして驚きました。とても美味しいのです。

一般的にスペシャルティコーヒーは、豆の個性を引き出すようにあまり深煎りにしないことが多いです。深煎りにすると、酸味が消えて焦げの味が強くなり豆のキャラクターが判りづらくなるからです。
よって、ほとんどの場合、中煎りか中深煎りくらいで煎り止めにしていました。

今回は元々酸味の少ないキャラメラードなら深煎りにしても影響は少ないはずと、予想して試してみましたが、これほど良い味になるとは思いませんでした。まず、甘味がものすごく感じられます。また、元々あったコクに香ばしい風味が追加されてとても芯が強いと言うか、ボディのあるコーヒーになりました。
今までキャラメラードは中深煎りくらいで煎り止めしていました。それでも十分おいしいと思っていたのです。まだまだ経験不足であることを思い知らされた出来事でした。

実は深煎りの豆をご要望されたお客様がいらっしゃり、次回ご来店までにご用意する事になっておりました。このための試し焼きを今回行ったという訳です。
まだまだ、コーヒー豆や焙煎について判らないことだらけです。これからも変な先入観や知識のみに頼った判断をしないよう、実践を伴った勉強をしていこうと思いました。

ちなみにキャラメラードは、深煎りをレギュラー商品にします。ぜひお試し下さい。

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