2011年5月8日日曜日

インドネシア マンデリン ビンタン リマ

久しぶりに取り扱っているコーヒー豆のお話をします。

今回は、マンデリンです。原産地は、インドネシア スマトラ島北部リントン・二・フタ 及び パランギナン標高1400mです。ビンタンリマの原木というのがあって、樹齢30~40年中には70年という長寿の木からとれる豆です。他の通常の木は寿命が15年程度らしいので、この木だけ特別なのですね。
収穫後の豆の処理方法も独特です。詳細は省略しますが、とてもスピーディに、なおかつ繊細な処理を施すこと(通常のG1グレードの3倍厳しい選別をしているとのこと)で、とても高品質な状態で輸出されているそうです。

ビンタンとは、インドネシア語で星のこと。リマとは数字の5のこと。よって、この豆は五つ星ということですね。コーヒーの袋も独特で、パンダンという植物の葉で作られた袋に五つ星が印刷されています。

生豆も他の品種とは見た目が違います。焙煎後と合わせて見て下さい。

比較のコーヒー豆です。これはグアテマラCOE。きれいな緑色。
これがビンタンリマの生豆です。色は黄土色の入った緑、形状は細長く独特。
深煎りのため油が出ています。厳密なサイズ選別のおかげで粒が揃っています。
当店では、この豆だけ深煎りです。でも苦いだけのコーヒーではありません。コクが有りながら、あくまでクリーンな口当たりで、マンデリン独特の土のような香り(いやな匂いではない)やトーストの香りがして、それがアフターテイストとして長く続きます。この豆も、サンプルを確かめて即決で仕入れました。試飲されたお客様の評価も上々です。
深煎り好みの方、普段とちょっと違うコーヒーが楽しみたい方は是非どうぞ。

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