2012年4月30日月曜日

コーヒー教室で思ったこと

先日からコーヒー教室が続いて、いろいろ感じたり、考えたりすることがありました。
コーヒー教室は、主にコーヒーの抽出方法をテーマにする場合が多いです。
お客様のりクエストが、抽出方法になるのは当然なことですし、正しい挿れ方を習得していただくことは、とても良いことだと思っています。

ただ、コーヒーを淹れるのは最後の工程であって、実際にコーヒーを飲めるまでには、もっと多くの過程(人の手)を経てきています。
農地の開墾から木を育ててコーヒーチェリーの収穫(農園)、コーヒー豆への精製(農園や専門業者)、豆の運搬売買(商社や小売店)、焙煎(企業や小売店)までして、やっとお客様が購入して飲める状態になるわけです。

コーヒーの最終地点であるお客様と淹れたコーヒーを飲みながら、このコーヒーはどんな人の間を通ってきたのだろうと、ふと考えていました。別にロマンチストではありませんが、ここでこのコーヒーが飲める幸せを感謝しなくちゃと思った次第です。


産地の生産者から始まって、お客様までの流れの間に自分も関わっていることについて、改めて自覚したコーヒー教室でした。

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